プログレ
フランシス・ダナリーとジョン・ベックのバカテクに唖然とした郵便貯金ホールから、もう20年かぁ。KINOのジョン・ミッチェルを加えて、新譜の「The Tall Ship」を出したので、もしかしたら、とは思っていたけど、意外と早く来日公演が決まって、びっく…
再結成が流れても、いつか実現すると思ってました。日程の都合で、東京初日の九段会館はスルーして、最終日のライブハウス公演に足を運びました。 でも、過去の曲に依存したセットリストは、やむなしとはいえ、ちょっと空しくもあります。いや、「In The Dea…
水鏡のDVD発売を記念してのライブ。アンコールを含めると、1時間40分ほどの堂々たる内容でした。対バンの若いバンドをくさすつもりはないが、ILLINOIS SKYLINEはセミファイナルにしてはちょっと重い演奏で、聴いていて疲れてしまった。水鏡のファンと…
昨年11月に大阪であったライブ・イベントの東京版。出演は、Cyclone、Go To Hong Kong、Gerald(出演順)の3バンド。 (Go To Hong Kong のセットリスト) Epilogue(部分) 螺鈿幻想 人形地獄 うつむく女(夜来香の曲) 夜笑う 木霊 奈落の舞踏会
アルスノヴァに関しては、頭の中にかなり古い記憶がある。まだ駆け出しだった頃、目黒のライブステーションへの出演予定が、当日になってキャンセルになったことがあった。なぜその日を記憶しているのかといえば、対バンが名古屋のルーシェルで、ノヴェラ・…
ビルボード東京は、ひとつのステージが1時間くらいのショータイムで、ちょっと物足りないし、品の良さがロック向きじゃないという声もあるが、ゆったりと間近に観られるので、わたしは好きなライブハウス。そうそうはないけど、プログレ系のアーティストが…
(セットリスト) Canon and Gigue in D Major(opening) Catherine Howard Morning Has Broken And You And I 〜 Wonderous Stories The Dance Of A Thousand Lights Jane Seymour The Meeting Arthur Catherine of Aragon Help! 〜 Eleanor Rigby ・アンコール…
CREATIONとのカップリング企画だが、四人囃子としてはアーカイブ音源のBOXセット「From the Vaults」の続編リリースに合わせてのライブで、7月にはフジファブリックとのジョイント(@恵比寿リキッドルーム)も予定されている。前回が、2003年秋プロコル・…
オパス・アヴァントラは、セミラミスやビリエットなど名盤を世に送ったイタリアの幻のレーベル、トリデントの中でとりわけ神格化されていたアルバム「内省」が、なんといっても有名。かつては、再発はありえない、とまで言われ、ファンを嘆かせたこのアルバ…
今年1月以来の東京。そして、現在のメンバーになってからは、おそらく初めての東京ワンマン。なんでも、このあと年明けに、アルハンブラの2ndレコ発ライブへの出演が、大阪と名古屋であるらしいが、今回を含めてセットリストがすべて違うとのこと、素晴らし…
イタリアン・ロックにさほど明るくないわたしだけれども、プログレ・ファンの端くれとして、バンコの名は馴染み深い。聴きこんでいるとはお世辞にもいえないが、代表的なアルバムはひと通り聴いている筈で、前々回の来日のときも渋谷で観ている。 5月の来日…
和のプログレとしては極北の存在ともいうべき絶対無と中島一晃(ex.ページェント)率いる浪漫座別館のジョイント。89年のアルバムデビュー以来、孤高の道を往く感のある絶対無は、たまたま聴いた「花魁」(2005年4th)が素晴らしかった。浪漫座別館は、去年…
羹に懲りて膾を吹く。ま、つまり、去年のスペースサーカスのCD再発で、懲りてるってことだ。たちまちのうちに、再発になった2枚が店頭から消えたのは、レコード会社がきちんと権利関係をクリアしてなかったとのこと。(〝ファンキー・キャラバン〟買い損…
ジュタローさんには気の毒だけれども、自身のメタル系バンド、Figaが活動休止(?)の憂き目にあったことが却ってプラスに作用したかも、と思える公約実現だった。その公約とは、14年ぶりというStarlessの新アルバム〝Ⅳ Story Never Ends〟のリリースであ…
気がついたら、解散してたよ、京都のウォーラス。彼らのHPにアクセスすると、〝ウォーラスは解散しました〟の寂しいメッセージが。ちくしょー、評判のライブアクト、1回も観られなかった!ウォーラス(WALRUS)は、その昔おかげ様ブラザースに在籍し…
当初は、最近頭角をめきめきとあらわしてきてるFantasmagoriaも参加する予定だったというこの日のイベントだが、関西プログレ・シーンを代表する2バンドを同時に観られるだけでも、その充実度はかなりのもの。昨年の復活以来の快進撃が続く新生スターレスと…
新人バンドがこぞって出演するプレデイを含めて6日間のフェスティバルのうち、この日は4日目。わたしは、前日に続いて2回目のアウトブレイクである。この日のお目当ては、アメリカから参加のHolding Patternなのだが、驚いたことに発売日を遥かに過ぎて購…
プログレ系のフェスティバルで思い出深いのは、吉祥寺のシルバーエレファントで毎年ゴールデン・ウィークに開催されていたイベントだ。中嶋一晃率いるページェントを最初に観たのはそこだったし、その時のキーボード兼ボーカルの永井博子嬢の強烈なメイク姿…
長い間、ハットフィールド&ザ・ノースは、機会があればライブを聴きたいバンドのひとつだった。といっても、彼らの代表的なアルバム「ハットフィールド&ザ・ノース」、「ザ・ロッターズ・クラブ」がリリースされたのは、今から30年ほども前のことなので、当…
かつてJR大阪駅の前で、地元のあんちゃんたちとおぼしきバンドが、電源車を傍らに停めて、ストリートライブをぶちかましていたのに出くわしたことがある。もう夜もいい時間で、歩いているわたしもちょいとほろ酔い気分だったのだが、彼らが演奏しているノ…
初台DOORSのキャパシティは決して大きくはないけれど、オール・スタンディングなら200名は軽く収まるだろう。その会場が、ほぼ立錐の余地がなくなるくらいなのだから、彼らの人気のほどが伺えるというものだ。かくいうわたしも、ファーストアルバムの頃か…
〝隠者の森〟というバンド名を、てっきりカルメン・マキの新しいユニット名だと思っていた。しかし、当日ステージに立ったのは、日頃より彼女が勤しんでいるソロ活動の際にバックをつとめているギターの桜井芳樹とベースの松永孝義に、太田恵資のバイオリン…
「対自核」や「パラノイド」いった遥か昔のシングルヒットくらいしか知らないわたしが、ユーライア・ヒープとブラック・サバスのコピーバンドのライブに足を運んだのは、もちろん別の動機がある。それぞれのバンドに、気になるアーティストが参加しているからだ…
アルティ・エ・メスティエリ。この〝芸術家と職人たち〟を名乗るグループがイタリアにいるということを知ったのは、国内盤として〝TILT〟がわが国で初リリースされた時のことだから、相当に古い。当時、ミュージック・マガジンの新譜評で、誰のコメントだっ…
幻のライブというのがあるとすれば、わたしの場合はジェスロ・タルの日本公演がまさにそれだ。彼らが最初に日本へやってきたのは1974年のこと。当時彼らはバンドとして上り坂から全盛期に差し掛かるところにあったわけだが、遅れてやってきたファンのひ…
ルーシェル(Lushel)のライブには、過去に3度立ち会っている。最初は、渋谷のラママでのプログレ・イベントで、ジョイントはロマネスク・シンドロームというメタル系のバンドと剣の舞ではなかったか。その次に見たのが、目黒の鹿鳴館で、対バンは無名時代…
スターレスの曲に耳を傾けるとき、そのルーツに歌謡曲があることを強く意識する。彼らの魅力は、ドラマチックな演奏をバックに、メロディアスに歌い上げる女性ボーカルであり、まさに歌ものプログレ(そんなジャンル、あるんかい?)のメインストリームとな…
プログレ・ファンを長く続けているせいで、プログレ史の生き証人のような気分になることがある。というのも、去年の秋、アゾートがデビューから24年目にファーストアルバム〝THE AWKWARD AGE'S END〟をリリースした際、レコ発ライブをやったのだけれど、そ…