(その後の) a piece of cake !

今宵、すべての劇場で。

2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

[演劇]3月に観たい芝居

毎年のことながら、仕事がおして、観られる芝居が激減する、まさに冬の季節。でも、観たい芝居だけは絶対見逃さないスタンスで、なんとか春を迎えたいと思う今日この頃。 終焉ヶ原で逢いませう(アマネク)@中野スタジオあくとれ 3月4日〜9 日 フリータイム…

「火の鳥にキス」ピンズ・ログ第4回公演

年1回の公演というのは、作る側の誠実さは理解できるものの、待つ身にとってはいささかつらい。作・演出の平林亜季子のプロデュースユニット、ピンズ・ログもそれで、昨年の1月の公演から1年と1か月ぶり。わたしは、御伽噺のような前回の「原形質・印象…

「もやしの唄」ハイリンド第5回公演

「どの世代が見ても面白い、質の高い作品を発信し続ける」ことを看板に掲げるハイリンド。この加藤健一事務所俳優教室の卒業生たちによるこの四人組のユニットの公演は、過去に「法王庁の避妊法」を観ているけど、なるほど看板に偽りなし。第5回公演にあたる今…

「眠りのともだち」イキウメ

脚本家としてあちこちでその名を見かける前川知大だが、イキウメとしての新作は「狂想のユニオン」(吉祥寺シアター)以来となるほぼ一年ぶり。小劇場系では去年の「ワンマン・ショー」(シアタートラム)での強烈な存在感がまだ記憶に新しい小島聖をヒロイ…

「LIVE発電所」親族代表

コント作家の故林広志のもとで出会った嶋村太一、竹井亮介、野間口徹が結成したコントユニット親族代表。昨年公演がなかったのは、個々のスケジュールが忙しかったからか。嶋村がオートバイ事故で骨折し降板というピンチに、4人のゲスト招請で臨まねばなら…

「時の物置」せんがわ劇場アンサンブル 0番目企画

お隣の三鷹市が誇る芸術文化センターのホールに負けじ、と思ったかはどうか判らないけど、調布市が京王線沿線の仙川にオープンしたせんがわ劇場。ケラも敬愛するというペーター・ゲスナーが、永井愛のレパートリーを演出する新劇場の実質的な杮落とし公演。 …

「遺骨のトットさん、ドブに落ちる」毛皮族

初日ソワレは、開場、開演がおして、寒空の下に並んで待つこと30分。いやーな予感が心をよぎる毛皮族久々の駅前劇場である。しかも今回は町田マリー、そしてレギュラーゲストの澤田育子もいない。 窓の下をドブ川が流れるはきだめ商事の総務課。トットさん…

「ウラノス」青山円劇カウンシル#1〜RISE!〜

青山円形劇場とネルケプランニングによる新しい演劇プロデュースのシリーズ「青山円劇カウンシル」の第一回。ご多分に漏れず、イキウメの前川知大とグリングの青木豪の名にひかれて。前川は、昨年末に「抜け穴の会議室」があって、2月下旬からはイキウメの新…

「ガラスのお面」ラブリーヨーヨー 結成十周年祝賀公演

劇団宝船などでは、客演というより準レギュラー扱いの加藤雅人が所属するユニットとして、ちょっと前から気にかかってましたラブリーヨーヨー。そもそもは明治大学の騒動舎出身のようで、今回の公演が十周年の節目にあたるとのこと。 とある大学の弱小劇研の…

「お茶とおんな」 山の手事情社 EXTRA企画公演

実力派の女優たちによる肩の力を抜いた公演という先入観を抱いてました、勝手に。しかしよ〜く考えてみると、この三人が顔を合わせて、ただのガールズトークで終わる筈もなく。案の定、しっかりと女の性(さが)と業(ごう)の深さを見せつけられる濃密な1…

「霊感少女ヒドミ」 小指値

どこにでもある平凡な日常でも、彼らがすくいあげるとその一瞬が新鮮に思えてくる小指値。活動休止の噂が流れる中、アゴラ劇場への進出作は、ハイバイが2005年に「ポンポンお前の自意識に小刻みに振りたくなるんだポンポン」とのカップリングで上演した「霊感…

2月に観たい芝居

仕事との兼ね合いで、厳選のセレクト。言い換えれば、これだけは仕事をさぼっても観にいきたいというラインナップ。 そんな中、富士見市は遠いよなぁ、とため息。この季節、寒いし。(根性なくて、すみません。)多田淳之介の演出もあるので、なんとか頑張って…