2010年に田中美里をフィーチャーした「─初恋」以来となる〈土田英生セレクション〉の第二弾。MONOの公演以外で、土田作品を観ることができる貴重な企画だ。『燕のいる駅』は、もともとは外部に書き下ろした作品のようだが、1999年にMONOが上演。土田自身の演…

テーマは、人と人を結びつける何か。男同士であれば友情とあっさり片付けられるであろうその何かに相当するものが、もちろん女同士にもあることは間違いない。映画では割とおなじみのテーマだし、芝居の世界でもきっと多数の先例があると思うが、そのちょっ…

本当に久しぶりのリュカ．。調べてみたら、時間堂とジョイント公演した「 vocalise （ヴォカリーズ） 」（2006年11月）以来だった。ずいぶんと音沙汰なく、てっきりフェイドアウトしたんだろうと思ってたけど、そんな悪しき読みが外れてよかったな、とつくづ…

時に恋心もあっさり冷めてしまう。サンプルへの熱烈な思いが忽然と失せたのは、忘れもしない2009年秋の「あの人の世界」＠東京芸術劇場小ホール１。2006年春の「地下室」＠春風舎以来、たちが悪い風邪の微熱のように取り憑いていた何かが嘘のように消え、そ…