(その後の) a piece of cake !

今宵、すべての劇場で。

「一人オリンピック〜千の仮面をもつ女〜」高木珠里ひとり芝居

観てるだけで幸せと感じる女優さんの最高峰のひとり、高木珠里がひとり芝居にチャレンジするとあっては、駆けつけないわけにいかない。そう思ってる人は多いと思うけど、勿論わたしもそのひとり。
(以下、ネタバレを含みます。未見の方はご注意を!)
世界を救えという点の声を聞いた少女。実は、彼女は魔法が使えなくなった魔女で。
作、演出のふたりまでもが本領発揮したせいか、破天荒なうえに破天荒を重ねて、もう物語はなんだかわけの判らないことに。いや、高木珠里だけで、もう十分常識の枠に収まらないのだから、もう少し脚本はストーリー性を重視した方がいいような気がするけど、どうか。
とはいえ、この世の果てまで行ってしまうのでは、と思えるほどすごい勢いで突っ走る高木珠里の一人?役を堪能。手に汗握って、一緒にいい汗をかかせてもらいました。消耗する企画だと思うけど、ぜひパート2を。(70分)※29日まで。

■データ
うー、桟敷の座布団席はツライよ。もう少し椅子出してほしかったマチネ/原宿リトルモア地下
6・18〜6・29
作・演出/福原充則(ピチチ5)& ブルースカイ
出演/高木珠里(劇団宝船)