Paul Steel@渋谷CLUB QUATTRO
ポップロックの新たなマエストロによる待望の来日公演。しかし、メジャーのレーベルが先行シングルの売れ行きだけで契約をキャンセルしたというのは、まったく解せない。この人のカラフルで引き出しの多いポップセンスは、どう聴いても並じゃないでしょう。自主制作でリリースされたフルの1stアルバム「Moon Rock」は、もちろんわが部屋の去年末から今年にかけてのヘビーローテーションでした。
女性ギタリストの華もあるし、和やかな中にもきっちりとした一体感があって、バンド形態でのライブも期待どおりで満足いくものでした。楽曲の魅力を十分に伝えるとともに、ライブの楽しさが十二分にあったし。その充実度は、わたしが最近足を運んだライブの中でも屈指のもの。セカンドのリリース、次の来日と、これからの活動にどんどん期待が膨らむ一夜でありました。
(members)
- Paul Steel- Vocal, Keyboard, Guitars
- Rachael Wood - Guitars, BV's
- Andy Nixon - Drums, BV's
- Makoto Kano - Bass
(セットリスト)
- Oh Not Ah Yeah!
- Emojoe
- Hole In Your Heart
- April
- Rust & Dust
- Your Loss
- The Way You Are
- Worst Day (solo)
- Seaside Town (solo)
- Do You Ever Wonder (solo)
- Surf's Up (solo、ビーチボーイズのカバー)
- In A Coma
- I Gave Her My Number
- I Will Make You Disappear
- Caught By The Fuzz
- Cry Away
(アンコール)
- Honkin'
- Ray Gun + Rave