(その後の) a piece of cake !

今宵、すべての劇場で。

「Refresh!」ガバメント・オブ・ドッグス コントライブ

HPによれば、GODことガバメント・オブ・ドッグス(GOVERNMENT OF DOGS)は、MONOの土田英生や水沼健を中心に、ラジオやイベント等の構成をやっていた故林広志を作家として迎え、1992年にスタートしたコント集団。97年頃まで京都、大阪で定期的なライブを中心に活動していたが、故林の上京にともない活動を休止していたそうな。
12本(プラス映像1本)立てとなった当日の演目は次のとおり。(当日パンフより)

  • 1.オープニング…エディ・犬飼・水沼・土田・故林(中央)
  • 2.冤罪漫画…土田・水沼・犬飼(弁護士)
  • 3.天才番組…エディ(小6)・故林(司会者)
  • 4.祝賀会…土田(フェンシング)・水沼
  • 5.セブンスリー…犬飼(独白)
  • 6.親友ホテル…土田(客)・犬飼(フロント)・水沼(ボーイ)・エディ(支配人)
  • 7.ポジティブ1…エディ(ポジティブ)・土田・水沼・故林
  • 8.SPたち…犬飼・土田・エディ・水沼(店員)
  • 9.ポジティブメドレー…エディ(ポジティブ)・土田・水沼・故林・犬飼
  • 10.デザイアー…犬飼(アナウンサー)・水沼(解説)
  • 11.守護ミス…エディ(守護霊?)・故林(作家)
  • ・消火より運動重視(映像コント)…土田・エディ・水沼 
  • 12.聖戦…故林(隊長)・土田・水沼・エディ・犬飼

舞台を飾る宙吊りの大きな「!」のマークが5本という、舞台美術の素晴らしさに期待が膨らんだけど、コントはどれもビミョウにいまひとつでした。作家中心というわりには、役者の力量に頼ってる印象もあって。ま、そもそも、わたしはMONOのふたりがいるということが、足を運んだ最大の理由ではあるのだけれど。
シチュエーション先行で、笑いの本質の部分を突いていないもどかしさ、というのかな。考えなければ笑えないようなところがあって、くすぐられて笑ってしまうような、条件反射のような刺激がほしいんです、わたし。ただし、11年ぶりの復活ということで、大人の雰囲気、というか安定感は確かにありました。コントによっては、客席も結構沸いてたし。すみません、お笑い系にはついつい厳しくなってしまうわたしです。(90分)※大阪公演は5月に終了

■データ
単独公演としては東京初の快挙だったマチネ/三鷹市芸術文化センター 星のホール
10・17〜10・19(東京公演)
作/故林広志 演出/水沼健
出演/エディ・B・アッチャマン、犬飼若博、水沼健(MONO)、土田英生(MONO)、故林広志