(その後の) a piece of cake !

今宵、すべての劇場で。

「ピンク祭/COSMIC LIVE 2008」ピンク

ピンクは、磯島未来、加藤若菜、須加めぐみのダンスユニットで、あちこちのコンクールなどで評価の高かった3人の女子が黒沢美香のもとで出会い、2004年にトリオを結成。昨年は、マニラでの公演も成功させているようだ。今回は、謝肉祭(他ダンサーたちとのジョイント公演)、即興ナイトなどの出し物もあるようだが、わたしは初見ということもあって、単独本公演にあたるCOSMIC LIVE 2008にお邪魔することに。
なるほど、過呼吸乙女ユニットとは、言いえて妙。三人の女子が、踊って、踊って、燃焼し尽くすという感じの舞台。くんずほぐれつ、格闘技さながらの場面も交えて、熱気と汗臭さがストレートに客席に伝わってくる。希薄だが、脱力系の笑いを誘うかすかな物語性あり。
ただ、コンテンポラリーダンスのカタルシスというよりは、企画ものの面白さでは?、という気がした。ダンスも、力技を取り入れた豪快さや、鍛え抜かれた体に圧倒される場面はあるものの、精度というか緻密さに欠ける物足りなさも残る。演劇の中でダンスのシーンを観て、飛び道具の威力だと感心することがあるけれど、正直、そこまではまだ距離がある出来映えだと思った。
クラシックバレーの素養があるのが二人、それと須加めぐみは怪我をしたとかで、全体に出番が少ない、というのは素人なりの印象だが、さて。面白いと思ったのは、三人のキャラクター付けがしっかりしているところで、それぞれのダンスにもしっかりとそれが表れていますね。(55分)

■データ
ついでに翌年度の賛助会員申し込みをしたソワレ/こまばアゴラ劇場
3・25〜3・30
構成・振付・出演/磯島未来 加藤若菜 須加めぐみ