音楽
日本公演のツアーは4日間、そのうち東京で行う2デイズのうちの初日である。会場の渋谷クアトロは、決して狭いハコではないのだけれど、開演の19時にはスタンディングの観客でかなり混み合っている。そうか、レイチェル・ヤマガタってこんなに人気がある…
4thアルバムの『竜舌蘭』のプロモーションを兼ねた〝ごんぶと〟ツアーも、この日のSHIBUYA-AXがファイナルとなる。昨年の武道館公演の余韻さめやらぬままの追加公演である。 キャパシティーの点からSHIBUYA-AXは、今の彼らの舞台としてはちょうどいいくらい…
ぼくの中では、ムーンライダーズというバンドは、いうなれば時代と添い寝してきたアーティストという印象が非常に強い。デビューからそろそろ30年が経とうとしているが、彼らは常にその時代性を感じさせるアーティストとして存在してきた。つまりは流行を…
ニューリリースのインフォを見かけてアマゾンにオーダーしたまではよかったけど、Sad cafe のベストアルバムと一緒に申し込んだのが大失敗。11月下旬のことだが、クリスマスまで1か月もあるから、間に合うだろうと高を括っていたのだが…。 Sad cafeがなか…
判ってるようで、判ってないというが自分の趣味で、なんとなくGSが好きなのは年齢(というか、育った時代)のせいだとばかり思っていた。ところが昨年あたりになって、とっくにブームが終わっているのに、遥か昔に解散した(そしてリアルタイムでも聴いたこ…
アナログのレコードからCDへのメディア・シフトは、音楽業界にとって大きな変革だったろうし、ロックの分野においても過去の作品の発掘や再発が相次ぐきっかけとなった。 しかし、その影で、いつまでたってもCD化が実現しない過去の作品も実はある。そう…
ヤプーズを聴くのは、まったく初めての経験である。戸川純というキャラクターは、古い話だがゲルニカでお馴染みだったし、上野耕路とともにステージに立ったライブを観た記憶もある。ハルメンズのアルバムで、ゲストとして歌っていたことも知っている。でも…
GO!GO!7188というバンドを知ったのは、意外と古い。情報通の友人から、〝ジェットにんじん〟を知っているか?と訊かれた時のことだから、2000年の秋くらいだったのだと思う。さっそく聴いてみたところ、曲のタイトルとも相まって、どうも色モ…
カルメン・マキ&サラマンドラは、プログレである。いや、ほんと。マキOZ時代の音もプログレ・ファンには人気があるんだけど(〝私は風〟とかね)、現在のサラマンドラは凄いよ。鬼怒無月の切れ良く刻むギターと、勝井祐二の天空を舞うエレクトリック・ヴ…