音楽
ウィーンへ飛んで、オーケストラと共演した新譜「ワルツを踊れ」のリリースにあわせた全国ツアーの2公演目。NHKホールは2Daysの初日である。 音楽メディアの情報ですでにお馴染みのように、岸田繁はクラシックにはまってこのアルバムを製作したとおぼし…
ゆらゆら帝国としては、オーストラリア・ツアー終了後、初の国内ライブ。シングル「美しい」のお披露目ライブでもある。(収録曲4曲のうち3曲を演奏) ジョイントは、THE HELLO WORKS (スチャダラパー&SLY MONGOOSE)とInK (石野卓球 from 電気グルーヴ + 川…
戸川純が人前で歌うのは、おそらく南青山MANDALAにおける戸川京子追悼のソロライブ以来のはず。あれは、もう去年の8月のことだったか。当初は、昨年11月に予定されていたギミギミギミックスだが、戸川純が直前に足の骨折というアクシデントに見舞われ、無期…
5月のオーストラリア・ツアーを目前にしてのリキッド2デイズ。両日とも行きたいところだが、初日のチケットを確保するのがやっと。当日、リキッド前には、怪しいダフ屋がちらほらして、「ゆらゆら、あるよ。」だって。困ったもんだ。 最初のチューニングで…
2001年夏に公開されたGS映画の怪作〝東京ハレンチ天国・さよならのブルース〟の主演者とスタッフが結成したザ・パロッツのファースト・ミニ。(リリースは2007年7月)〝東京ハレンチ天国〟は、インディーズ映画の素人臭さと馬鹿さ加減はあるものの、GS映…
88年VIVID SOUNDからリリースされた女の子3人組のファースト。クラブ・シーンでは定番だったとか、アナログ盤は超レアアイテムだったという噂は聞いたことがある。限定再結成されて、サリー・ソウル・シチューの〝宇宙にランデヴー〟のために〝トンネル天国…
GSと歌謡曲のディープな関係はいまさらのことではなく、わたしも歌謡曲のテイストが強いバンドは好き。知子のロックもそのタイプで、テレ朝のエビス温泉出身のようだ。1997年このアルバムでデビューし、それなりに脚光を浴びてた記憶がある。 わたしの趣味的…
フリー百科事典のウィキペディア(Wikipedia)で〝グループ・サウンズ〟をひくと、〝新世代によって継承されるGS〟という項目があって、そこに名前の挙がっていたガールズ・バンドのルルーズ・マーブル。でも、ガレージ系の音で、これもネオGSという感じ…
ネオGSのマイブームに誂えたかのようなタイミングで、リリース。インディーズ、メジャーを通じて5枚目にして、ラストアルバム収録曲を中心としたCD化だそうです。 マージー系のビート・サウンドですね。こういうロックンロールが好きな人には、うけるで…
ファントム・ギフト時代の曲のセルフカバーが話題になっているサリー・ソウル・シチューの〝宇宙でランデヴー〟。平山みきのボイスに「おおっ」とくる〝ハートにOK!〟や、GO!GO!7188の中島優美をフィーチャーした〝魔法のタンバリン〟(インド・テイスト…
なんと、ソドムが16年ぶりに復活して、古巣の新宿ロフトでライブ。とはいえ、全盛期のソドムは一度もライブで観たことがなくて、昨年、北村昌士の追悼イベントにゴモラレコードの名で出ていた彼らが、あまりにかっこよくて。 発売日から数日後に買った前売…
ザ50回転ズのレコ発(〝1・2・3・4!!〟)ライブ。 出演は、以下のとおり。(登場順) 田渕純 ザ・サイクロンズ(from京都) 夜のストレンジャーズ ザ50回転ズ(from大阪) わたしのお目当ては、ザ・サイクロンズでした。 4アーティストの長丁場ということもあっ…
生前の北村昌士をステージの上に見たのはたった一度で、渋谷パルコ(だったと思う)の〝ポスト・モダンミュージックへの序章〟というイベントだった。同じタイトルのアルバムをリリースしたばかりのフォノジェニックスのボーカルとして名曲〝Lady of Fate〟…
そうか、渋谷公会堂は、ネーミングライツの譲渡でC.C.Lemonホールに暫定改名(5年だとか)したのだったなと、ホールの前に立って思い出した。椅子も新しくなったし、悪いことじゃない。 さて、ムーンライダーズの30周年イヤーのファイナル・イベント、3…
・10月27日にサディスティック・ミカ・バンドにまつわる個人的なメモを記したけど、関連事項としてサディスティックスのことをほんの少し。 ・1975年に解散したサディスティック・ミカ・バンド(国内でのラストライブは、おそらく1975年9月21日の神田共立講…
・四代目のボーカリスト(過去は、ミカ、松任谷由実、桐島かれん)を迎えて、サディスティック・ミカ・バンド(Sadistic Mika Band)がまたもやリユニオンされている。すでに89年に桐島かれんを迎えたミカ・バンド(Sadistic Mica Band)〝天晴〟のときに落胆し…
来日公演はたった2回で、東京と京都のみ。それも、日本のアーティストとのジョイントというのだから、おいおいいい加減にしてくれよ、というのが正直なところ。せめてワンマンで堪能させてほしかった。案の定、開演が押して、わたしは終電の関係で二度目の…
「ベスト オブ くるり TOWER OF MUSIC LOVER」リリースにあわせてのツアー、東京は3デイズあってその中日。 この日のハイライトは、なんと〝惑星づくり〟をやったこと。偉いぞ、くるり。サイケ調で入ってくるイントロに、おおこれこれ、と心が震えました。…
とりあえず、セットリストを載せときます。 追記の予定。 2006/08/22 戸川純@南青山マンダラ セット・リスト◆第1部 1.遅咲きガール 2.ヘリクツBOY 3.Yesterday Yes a Day 4.無題 5.諦念プシガンガ 6.吹けば飛ぶよな男だが 7.バージン・ブル…
先のCLUB CITTA'川崎の入り口で配られたフライヤーに、この日のアナウンスがあった。4月のフリーライブの際には行けず、今回の野音はぜったい、と思っていただけに、チケットがとれてラッキー。降水確率高い天気予報は微妙だったけど、(昼には降ったが)な…
ノヴェラのライブアクトは、過去2度観ている。最初は、〝聖域(サンクチュアリ)〟のレコ発ライブのはずで、会場は中野サンプラザだった。もう一回は、〝ブレイン・オブ・バランス〟のレコ発で、こちらは渋谷公会堂。バンドとしては全盛期から過渡期に差し…
ゆらゆら帝国=四人囃子説、というのはあまりに奇抜だろうか?いや、わたしは、そうは思わない。彼らのどこか懐かしく、サイケでファジーな心地よさは、ルーツをつきつめていくと、どうしても6〜70年代のあの熱い日本ロックの時代に行き着く。それも、〝…
90年代に全盛期のオリジナルメンバーによるレコーディングが行われ、その後2度の来日公演も行っている10CCだが、正直、もうその頃には、彼らにはあまり興味をもてなくなっていた。10CCの良い時代は、73年のレコードデビューから、75年の「オリジナ…
ドラムスのかしぶち哲郎が病欠でのライブ。前回のツアーは、キーボードの岡田が不在だった。フロントマンの鈴木慶一は、こういう状況だと観られるときに観ておいた方がいい、とか、生存確認の集まりみたいだ、みたいな冗談を舞台上から飛ばしている。しかし…
歳とともに歌声がどう変っていくかについては、ふた通りあるようだ。ひとつは加齢とともに、次第に衰えていく場合。そしてもうひとつは、年々艶やかさが加わり、円熟味を増していく場合。わが敬愛するボーカリストであるカルメン・マキは、後者に属するタイ…
昔々、レコードを買うと、その内袋なんかに〝このレコードは音を大きくして聴いてください〟みたいなことがよく書いてあったものだ。音が大きいということは、ロック・ミュージックにとってのひとつのアイデンティティーだった。 ナンバーガールの音楽を聴く…
いや、もう恋は始まっているのかもしれない。というのは、ゆらゆら帝国というバンドに対する思いである。ゆらゆら帝国というバンド名を初めて耳にしたのは、もうずいぶんと昔だけれど、彼らの音を正面から聴いたのは、神保町のディスクユニオンに並んでいる…
ネオGSな人々の口にのぼるフェイバリット・アーティスト名を頼りに、昨年になってようやくGO!GO!7188に辿り着いた身としては、『竜舌蘭』のリリース、初の武道館コンサートと、テンションの高いまま俄かファンの日々を送ってきたが、今年になってSHIBUYA-A…
GO!GO!7188におけるリーダーシップについては、浜田亜紀子の『キラリ』のところで勝手な憶測を書いたけれど、ライブを観たことのない音楽ファンは、単純に彼らの曲をほとんど一人で書き、リードボーカルとギターを担当するゆうこと中島優美こそが、バンドを…
舞浜のディズニーランドに併設されたイクスピアリに、ジャズ系のライブハウスがオープンしたというニュースが伝わってきたは、昨年の11月のことだったか。なかなか足を運ぶ機会がなかったのだけれど、ブルーノート・レーベル史上最年少リーダー録音記録を…